私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編

たった一人でも 病気の私の事を理解してほしかった

わかるわかると言ってほしかった

けれど 誰にもわかる訳もなく 苦しかった

友達ができても どこかずっと一人だった

確かにこれはできないねで わかってもらえる時はあるけれど それとは違って その何かよくわからないもののせいで友達との間に壁を作ってしまい 自分を守るようになった

友達と言っても 形だけの友達だった

私はずっとちびまる子ちゃんに出てくる たまちゃんのような友達に憧れていた

けれど現実は難しいと思ったし 成長するにつれてそんな人間は世の中にはいないんだと気付いた

人から嫌われたくないという思いも出てきて どうやって人と接するのかがわからなくなった時もあった

この時期は おしゃれをしたい年頃で Sとアクセサリーを雑誌で買っていた

可愛いのばかりで どれにしようか迷った

けれどネックレスもブレスレットも 髪飾りも 物にもよるが 左手を使わなければつけられなかった

できない事が悔しかった
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