だからそれは、愛じゃない。
なんなら今話す予定だったんだけど。
でも良太は前々から気づいてたらしく、
「その様子じゃ、まだ告白してないんだ??」
面白がるようにニヤニヤした顔を俺に向けてきた。
……どこまでも鋭いヤツ。
「告白してねぇよ」
悪かったな、くらいの勢いで言い返す。
良太があまりにも、当たり前のように聞いてくるので、思わず『いつから気づいてた?』と聞いてしまった。
「………うーん、俺がバスケ部に入った頃、朱里さん良くバスケを見学しに来てたでしょ。俺がふざけて朱里さんの事呼び捨てにしたら『朱里の事を呼び捨てにするんじゃねぇ』って超怒ってたじゃん。もう独占欲剥き出しで笑いそうだったよね」
良太はその事を思い出したかのように、ククッとお腹を押さえて笑っている。
当然、そんな前の事覚えてるワケがない。
『で、いつ告るの?? ボヤボヤしてたら朱里さん好きな人できるかもよ』と、お茶をズズッと啜りながら聞いてくる。