だからそれは、愛じゃない。




***



 『少し考えさせて』と、鶴橋くんに返事を保留にしている祐樹。


 授業中、休み時間、ずっと祐樹を見ていた。


 祐樹はやたら、スマホを気にしていた。



 そして納得したように昼休み『鶴田と話してくるから』と、教室を出て行ってしまった。



 ……そんな一方的にに言われても!!
 せめて、何て返事をするのか教えてほしかったのに。


 気になって、祐樹達がいそうな所を頑張って探してみる。


 すると、この間の外のベンチに二人は座っていた。


 祐樹がどう返事をするのか気になって、ついつい物陰に隠れて聞き耳を立てる。



「朱里とはこれまで通り、一緒に学校行くから」


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