極甘求婚~クールな社長に愛されすぎて~
それでも、定位置である私の前に紬が腰掛ければ仕事モードになる。

差し出されたUSBメモリを受け取り、パソコンに繋いで、早速、帳簿に目を通していく。


「……あ。先月提案した節税対策、早速実施してくださったんですね」


こんなに早く対応してくれるなんて。
結果も出てるようだし、うん。よかった。


「またなにか考えがあったら…」


パソコンの画面を前に胸をなでおろしているところに声が掛かった。
顔を上げると目が合う。


「遠慮なく言ってくれ」


そう言い終えるやいなや、また書類に目を落とした紬に対して私は、今見た艶っぽい流し目が気になってしまい、つい見入ってしまった。


「なんだ」


視線を感じた紬に鋭い視線を向けられて慌てて仕事に戻ったけど、実松さんといい、紬といい、可愛さとかっこよさのレベルが高過ぎる。
仕事への集中力が切れて、怒られてしまうところだった。

慣れないといけない。
彼らの言動に。
そしてこの恐怖のエレベーターに。
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