タイトル未決定

涼歌の正体

涼歌「ごめんなさい、偽名なの。」



亮輔「なんで偽名なんて……俺たちのことも全て嘘だったのかよ?デートしたことも一緒に笑いあったのも全部嘘だったのか?」



涼歌「違う!……だけどどうしても言えなかった。クセルクセスではある決まりがあるの。海外に出た場合本名は名乗らない。それが決まりなの。だから従兄弟であるここの理事長の妹としてここに入学することにしたの。」



唯斗「俺たちをずっと騙してたのか」



めんどくさっ



っていうかここの人達女々しすぎね



楓恋「あなた達ちょっとオリヴィエのこと責めすぎじゃないですか?名前を隠すのがそんなにいけないことなのですか?名前隠してようが、隠してなかろうが別にいいじゃないですか。この子はあなた達といたことを蔑ろにするような子ではないと思いますけど」



疾風「黙ってろ。外人

その女は、俺たちを裏切ったんだ!それは変わらないんだよ!それこそが真実なんだ!」


あっそ。



楓恋「だったらこちらも言わせてもらいますけどね、オリヴィエからしたらあなた達が裏切り者なんですよ?だってそうでしょう?名前を偽るのは国の掟なんだから仕方のないこと。それを裏切りなんて言葉で片付けるなんてひどすぎます!だいたいオリヴィエはあなた達と過ごしてきた時間を否定したわけではないじゃないですか!ただ国の掟に従い名前を偽っただけ。それが裏切りだというならあなたは間違っている。どうかしています!

あなたの真実は=事実じゃない。≠事実です!


オリヴィエが掟に従い名前を偽りあなた達と過ごした。それが事実です!笑いあった時間を裏切りなんてバカバカしい言葉で片付けないでもらえますか!?」
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