君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

するとーーーその液晶画面に現れた沢山のある通知に優葉の心臓は一気に波を打った。

"着信履歴 橘 李人"

" 新着メッセージがあります"

他にも、川野スクールからの連絡もあったが、それよりもそれらが何十件という通知のため優葉は息を呑んだ。

ーーー全て、差出人は李人からだった。

「李人君っ………」

優葉は、そのあまりの数の多さに驚いたものの、感極まり李人との通話アプリのトーク通知を気付けば開いていた。

"優葉、お疲れ様。 元気? やっと撮影が落ち着きそうなんだ。もし、優葉が良ければ食事でも行けないかな?大事な話があるんだ"

"優葉、元気にしてる? ここ数日連絡が取れないから心配です"

"優葉、体調悪い? もしそうだったら安静にね。近いうちお見舞いに行けると思います"

"優葉、 何か無理してない? 大丈夫? 悩みがあるならいつでも聞く。 俺は、優葉の味方だから、連絡してほしい"

「………ッ、り、………っ」

優葉は、李人の数々の温かな言葉に胸が熱くなり、 流れる涙を止めることができなかった。

そして、改めて優葉はーーー李人への想いを自覚した。

昔から穏やかで………そして、優葉が感じた嬉しい事も、悲しい事もをいつもまるごと優しく包み込んでくれようとする李人のへの深い想いをーーー。




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