君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
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「メッセージ………きてないな」
舞台挨拶後の控え室で、李人は携帯片手に優葉とのトーク画面を見つめていた。
李人は、何も優葉から連絡がついてない事に気付き、気持ちが落ち込んだ。
(………今なら、次の雑誌インタビューまで時間がある。連絡ができそうだ)
そう思った李人は、はやる心と共にトーク画面にメッセージを送った。
"優葉、 久しぶり。 ずっと、連絡できなくてごめんね。元気? 体調は崩してない?優葉は季節の変わり目の時はすぐ風邪引くから心配だよ。
もう少ししたら今の仕事が少し落ち着きそうなんだ。 だから、また"
「ーーー会いたい、 ねぇ」
「………!?」
李人は、背後から突如自身のメッセージを読む聞き覚えのある声に驚き、振り向いた。
「よっ、お疲れ」
「ーーー怜、さん?」
李人の背後にいたのは、そう言ってにっこり笑いながら片手を真っ直ぐに上げる怜だった。
「………珍しいね。 いつも、休憩なんてそっちのけで台本読んだり、打ち合わせばっかしてる仕事馬鹿なお前が、まさかスマホに夢中になってるなんて」