君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「………会いたかったって事を伝えま
す。 僕がどれだけ、彼女を好きで………会いたかったのか伝えたいです」
そして、自然と李人は今、自身が優葉を想った事に重ねて新たな答えを言っていた。
和泉の元に行った優葉を………どれ程、引き戻したいと願っただろうか。
優葉を引き戻して、 李人の元に閉じ込めて、守って、ずっと腕の中に離さないでいる………そうできればどんなに良いか。
しかし、それを優葉が望む筈ない。優葉を李人の独占欲で繋ぎ止めておくのは違う。
優葉は、守られる事だけを求める女性ではないからだ。
強靭な意思を持ち、自身の力で真っ直ぐに、目標を叶える事を一番に明日の糧にしている。
そんな優葉に李人は、強く惹かれた。だからこそ、優葉が教師になる一歩を和泉との関係を改善する事で踏み出すならと………あの日、嫉妬で行かせたくない気持ちはあったが、優葉を埼玉へと帰した。
しかし、それから数週間経ったが連絡が来ず李人も連日のドラマ撮影や、 舞台挨拶等で忙殺され優葉に連絡をつけられなかった。
しかし、日に日にまた優葉に会いたい気持ちと想いが募っていたーーー。