君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
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ーーー約一時間後。
和泉との電話後、警察に通報したことでどうにか記者を追い払うことができた小春は和泉の到着を待っていた。
「せな いずみ………。 どんな子なのかしら………」
小春がそう呟いた時ーーー、 玄関先のインターホンが鳴る音がした。
「っ、はい!」
小春は、大急ぎで玄関を開けた。
「………!」
「………っ、申し訳ありません。遅くなりました。 ………笹原先生のお母様ですね?」
「っ、は、はいっ」
「はじめまして。 瀬名 和泉といいます。笹原先生の元生徒で、大学の後輩になります。改めまして、よろしくお願いします」
そう言い、小春に甲斐甲斐しく頭を下げるのは………李人にも劣らぬ美少年。
きっと彼が一度歩けば、何人もの女性が振り返るだろう。
(李人君と張れるくらいのきれいな顔をした子がいるなんて………)
小春は、一瞬事態を忘れ、和泉の容姿に釘付けになっていた。