君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
和泉の真の想いが、優葉の耳に届く。
2度目の優葉への愛の言葉ーーー。
それは、1度目よりも優葉の心に深く深く刻まれてゆく。
嬉しさと、愛しさとともにーーー。
(もう、ごまかせない。 やっぱり私は………)
「ずっと………、こんなにも瀬名君を大切にしたいと会いたいと思うのは生徒だからだと、後輩だからだと………思ってた」
そう思えば、優葉はそう口にしていた。 和泉も優葉の言葉に静かに耳を傾ける。
「ーーー………けれど、違うの。 全然、違うの」
「優葉………」
「今日、瀬名君が他の女の人といるのが嫌だった。
昨日、過去のことなのに瀬名君と付き合ってた女の子がいたって知ってとても悲しかった………。
こんなの、こんなの………生徒や後輩に思うことじゃない。
私も………瀬名君が、好き。 あなたがとても好き………っ」
「………!!」
「だから、もう瀬名君の先生や、先輩には戻れないーーーッ!!」