君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「いつもはボケッとしてるけど、目標に向かって一途に頑張るところ。 

ちゃんと、物事に芯を通そうとするところ。

誰かのために、なりふり構わず必死になって、助けようとするところ。

からかったら、照れて赤くなって必死に抵抗するところ。 それからーーー」

「わ、わかった! 和泉っ、分かったからっ」

思った以上に、優葉を褒め称える和泉に優葉は恥ずかしくなりそう言った。

「え? まだ言い足りないんだけど」

「和泉はそうかもしれないけど、私の心臓がもたないからっ………!」

「じゃあ面白そうだしもっと言おうか? 優葉はーーー」

「だから、なんでそうなるのっ!」


「ーーーッ、アハっ、アハハっ! いいね! 二人とも」

優葉と和泉がいつものごとく言い争いそうになった瞬間、綾子が突然笑い出した。

「あ〜、良かった。 瀬名君が、私の思った以上に優葉を大切に好きでいてくれていることがわかったから、何だかとっても安心した」

< 650 / 662 >

この作品をシェア

pagetop