君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「………優葉、こっち」

「えっ?」

和泉はそう言うと、優葉の手を引きながら露店や人気のない河原へと優葉を連れて行く。

そしてーーー

「………んっ………!」

和泉は、優葉に強く唇を重ねたーーー。

「あ、いずっ………んっ………」

突然のキスに優葉は驚いたが、それよりも和泉の甘く深い唇が優葉の心を支配する。

「………本当、不意打ち過ぎるよ」

「ふ、不意打ちって今この状況の方がーーー」

優葉が言い終わるのを前に和泉は優葉を抱きしめた。

「優葉にあんなにも堂々と大好きな人だと言われてーーー………俺がアンタにキスしないとでも?」

「………ッ!」

そう言って優葉を見つめる和泉の目があまりにも熱を帯びていて、美しくーーー優葉の胸は激しく高鳴った。
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