君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
カーテンの隙間から見える青空は、夏らしく爽やかだった。
隣に横たわる穏やかな寝息を立てて眠る和泉を見て、優葉の顔も自然と綻ぶ。
「和泉………」
優葉はそっと和泉の頬を手のひらで触った。
「和泉が沢山愛情をくれるから………私は幸せだよ」
初めは先生として和泉を支える側だと思っていた。
しかし、和泉に愛され、愛する事でいつの間にか優葉は和泉に強く支えられていた。
「和泉………大好き」
想いを抑えられなくなった優葉は、和泉の頬にそっとキスをした。
その瞬間ーーー
「きゃっ………!」
「………寝込みを襲う気?」
「い、和泉………っ!?」
優葉の視界は反転し、寝ていたはずの和泉は優葉をベッドに押し倒していた。
「え?寝てた………よね?」
「………寝てたよ? けど………」
そう言い和泉は優葉の唇にキスをする。
「んっ………」
「優葉が嬉しい事ばかり言ってくれるから………抑えが効かなくなる」