君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー

「優葉とのことが暴かれそうになった時、いやという程思い知った。 俺では、優葉を愛せないって………だからーーー」

「………"愛せない" じゃなくて。 お前の気持ちは?」

「………?」

怜の質問の意図が分からず、李人は訝しげに眉をひそめた。

「従兄弟だとか、俳優だとか………そんな事は抜きにして、お前の気持ちはどうなんだよ?」

「俺の………?」

「………ああ」

怜にそう言われるまでもなく………李人の答えは一つしかなかった。

「………好きです。 昔から誰よりも、何よりも………俺は、優葉が好きです」

そう、誰よりも………何よりも優葉を心から想っている。

物心ついた時から、傍にあるその恋情は、当たり前のように李人の日々にあるーーー。

「………うん、それが聞けたら充分だ」

「………え?」

「李人。俺がお前に言いたかったことはーーー、もう一度優葉さんにお前の正直な気持ちを伝えてほしいってことだ。優葉さんに、本当のことを話してこい」




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