君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「ここは………病院ですか………」
「あぁ………。 李人、お前は過労で倒れたんだ。 担当の先生からは、過労が原因だと言われた。 点滴と経過観察をしながら一週間程静養が必要だとも言われた。熱で済んだようで良かったが………大丈夫か?」
「えぇ………、大丈夫です。 少し楽にはなっています………」
斉木にそう言うと、李人は優葉を見つめ微笑んだ。
「………優葉………」
「………!」
李人が変わらず愛しげに優葉を見つめてくるため、優葉は斉木の言葉が本当なのだと改めて実感をした。
「………2人で話したいこともあるだろう。入院の手続きもあるしな。 俺は一旦外すよ」
「えっ………!?」
優葉が驚いたのも束の間、斉木は病室を出て行ってしまった。
途端に、優葉は李人と2人きりになってしまった。
(ふ、2人きり………なんて………)