君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「優葉………、お前が好きだ。 何も変わらない………俺が好きなのは、昔も今も優葉しかいないんだ………」
「………李、人君………」
その李人の言葉があまりにも熱を帯びていて、優葉の胸をまたも深く締め付ける。
李人もまた、優葉を強く抱きしめながら話を続けた。
「だけど………優葉とのことが公にされた日、あの時の俺は優葉が受けるであろう全ての誹謗中傷からお前を守れないと感じた。
そして優葉の従兄弟であり、俳優である以上………俺は、優葉を傷付け続けると、守れないと………感じた。
だから、別れを告げた………。 それで優葉を守れるならと………だけど、俺が最後に見たのはお前が傷付いた顔だった。
守りたかったのに………、俺は優葉を………一番愛してるお前を深く傷付けた………」
李人の声が段々と細くなる。
その時ーーー、優葉の肩に何かが伝った。