君は、近くて遠い。ーイエナイ三角関係ー
「私の方こそ、ごめんなさい………。 こんなに苦しめて………、李人君の辛さを分かち合うことができなくて………」
「優葉………っ」
「今日は………帰るね。少し混乱していて………また、来るから………」
頭が混乱しきっていた優葉は、李人からそっと離れようとした。
一度、頭を整理して………李人と向き合った方がいいと感じたからだ。
ーーーその瞬間だった。
「ーーーッ、優葉ッ………!」
「っ………!?」
李人は、優葉の腕を勢いよく引っ張ると首筋に唇を寄せた。
「ッ、李人く………や、あっ………!」
李人は優葉の首筋に濃い赤い痕を残すと、優葉を抱きしめ直した。
「違うよ………、俺はお前に謝って欲しいんじゃないんだ………」
「李人君っ………」
「傍にいて欲しい………」
「………ッ!」
「勝手だと分かってる………だけど、俺は優葉に傍にいてほしいんだ………」
(瀬名 和泉じゃなく………俺の傍に………)