俺様ダーリン!?
「…え?
まさか、ひなたまだ話してなかったの?」

「…言えなくて。」

「そう。
じゃあもうあたしが話すわ。

桜木先生、いきなりごめんなさいね。

さっき言ってた認知ってのは…
あたしがさっき一緒に居た拓哉のことなの。

あたしとひなたは大学時代付き合ってた。
だけどお互い忙しくなって別れたの。

それからあたしは体調を崩して病院行ったの…

そしたら妊娠してて…。

ひなたにも言ったんだけど…
あたしは、ひなたと結婚しようとは思ってないわ…。
勝手に産んだのはあたしだから…

だけど、認知はしてほしい。

そう頼んだのよ。

ひなたはてっきりもう話してると思ったから…

あなたたちがこの先どうするのかは、二人で決めて。

だけど、ひなたには認知してもらいます。」


〜〜〜〜♪

その時、電話が鳴った。

なつみのだった。

「もしもし。
たっちゃんが、ママ呼んでるんだけど…
まだこれない?」
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