いつか君を諦めるために


「うーわ真面目だね。
 授業に間に合えばいーんじゃないの?」


「人に起こしてもらっといてそれはないでしょ!
 ひとり暮しだからっていつまでも甘えないでよね。
 昔じゃあるまいし!
 毎朝感謝して欲しいくらいだよ。
 まったく……私がいなかったらどうするつもり
 なの」


私はぶつぶつと瞬に説教しながら
教室に向かった。


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