ハイバネーション 【完】
あたしはひとり、校門に向かった。


桜はまだ、咲いていない。


今年の春は、まだ寒い。


校門を一歩出たところに
長身の男の人が立っていた。

卒業生の誰かの彼氏かな・・・

黒いジーンズに、黒の革ジャン。
黒いニット帽を深めにかぶって
壁によりかかり、両手を
ポケットに入れている。
< 360 / 369 >

この作品をシェア

pagetop