彼の笑顔に出逢いたい
それから数日後。
バイト仲間との飲み会の日がやってきた。
バス停でバスを待っている私のすぐ後ろに誰かが並んだのを気配で感じた。
後ろを振り返ると、その視界に映ったのは結城さんだった。
「…よぉ」
「こんばんは…」
彼と会うのは、あの夜以来だった。
あの夜、出そうになった涙を必死に堪えながら彼の背中にぎゅっと腕を回していた。
初めて乗せてもらったバイクの後ろは、悲しい気持ちの方が大きくて怖さはあまり感じなかった。
最初は楽しみにしていた今日も、行くのが段々と怖くなって本当はやめようかと何度も考えた。
だけど西野さんに会うたび、「花乃ちゃんとの初めての飲み会、楽しみだな。」と笑顔で言われて結局断れなかった。
バイト仲間との飲み会の日がやってきた。
バス停でバスを待っている私のすぐ後ろに誰かが並んだのを気配で感じた。
後ろを振り返ると、その視界に映ったのは結城さんだった。
「…よぉ」
「こんばんは…」
彼と会うのは、あの夜以来だった。
あの夜、出そうになった涙を必死に堪えながら彼の背中にぎゅっと腕を回していた。
初めて乗せてもらったバイクの後ろは、悲しい気持ちの方が大きくて怖さはあまり感じなかった。
最初は楽しみにしていた今日も、行くのが段々と怖くなって本当はやめようかと何度も考えた。
だけど西野さんに会うたび、「花乃ちゃんとの初めての飲み会、楽しみだな。」と笑顔で言われて結局断れなかった。