彼の笑顔に出逢いたい
飲み会の行われるお店にはすぐ着いた。


駅周辺にある、学生にも人気のリーズナブルな居酒屋チェーン店。


金曜の夜というのもあって、店内はざわざわと賑やかだった。


普段は同じような環境で、店員として接客しているので反対の立場になるとつい色んなところを見てしまう。


予約されている奥座敷まで結城さんの後ろをついて行くように歩いている途中で、見たことのある人が視界に映った。


奈緒さんだ…。


ここで働いているのか、背中に店のロゴが大きく入った黒いTシャツを着た奈緒さんは私たちに気づく様子もまだなく接客の最中だった。


あのキャンプ以来、奈緒さんとは学内でも会うことはなかった。








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