彼の笑顔に出逢いたい
靴を脱ぎ奥座敷の引き戸を開けると、そこにいる人たちの視線が一斉にこちらを向いた。


どうやら私たちが一番最後だったようだ。


ざっと見渡した感じ7・8人はいるだろうか。


その中で目が合った西野さんが笑顔で私の名前を呼び自分の隣を指差した。


誰に言うでもなく、その場にいるみんなに挨拶をして廊下から一段高い座敷に足を踏み入れた。


呼ばれてしまったので、とりあえず西野さんの隣に行かなくてはいけなくなった。


初めての飲み会参加なので良く知っている人の隣は、なんとなく安心感はある。


私の後ろにいた結城さんは、西野さんが座る入口側のテーブルよりも奥にいるグループに呼ばれてそちらに向かった。


席に座ると、みんなが口々に声をかけてくれる。


改めて同じテーブルの人に目を向けると、ほとんどの人が一度はシフトで被ったことのある顔見知りの人だった。
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