どんな君でも愛してる。
「あ…」
押し入れの扉が、わずかに開いている。
誰がいるんだか…
「はくしょんっ!!」
「バカか??」
押し入れを開けると、千暖がうずくまっていた。
「アハハ……」
「ホコリっぽいし、早く出ろ。服も汚れんだろ。」
「はーい」
「リビングに柚もいるから。」
あとは祐信と真冬だが…
1番はやく捕まえられると思っていた2人が残るとは…
1階の部屋を全部周り、トイレやバスルームも確認した。
どこにもいないし、いるとしたら2階と3階か。
2階は4人分の個室と物置になっている部屋が1つ。
確か使われてないベットは置かれてる部屋もあったな。
空き部屋。
あとはトイレが2つ。
3階は、キッチンがあって広いバルコニーになっている。
一応、小さい部屋が2つあるけど。
あと屋根裏あるっけ。
