私と結婚してください。



それから私は頼くんと事務室へ寄ってから、吉良凰成の部屋へと戻った。

どうやら神楽だけテキストは全てタブレットで行うらしく、そのタブレットの受け取りに。
食事の時間までに私の明日からの準備を全てしなければならないんだ。


ソファでくつろぐ主人3人の横で


「えぇー!?なんでー…?」


姫の私と頼くんは立ったままタブレットを操作していた。


「高梨さん、ここは6ではなく、小文字のbです。」


「あ、そっか!」


なんせ、タブレットに全ての教材をダウンロードしなければならないから。
そのためにパスワードが必要なんだけど…3回目にしてようやく入ることができた。


「はい、これであとは待つだけですね。」


「ありがとう~!!
もう頼くんがいて本当によかった!
頼くんいなかったらわからないことばっかりだったよ!」


「またわからないことがあったら仰ってくださいね。」


ほら、もう輝いて見える…
頼くんが眩しいよ!!

その笑顔にとろけそうです、私。


「…あの、くだらないことだけど
朝は何時に起きるの?」


「朝食が7時からなので、それまでに主人の身支度が間に合うように起こします。主人が起きるまでにこちらの身支度が整うよう、起きれば大丈夫ですよ。
伊織様は6時半起床なので、私は6時に起きるようにしています。」


なるほど…早いなぁ…
私、今日の朝は7時に起きたよ?
7時半からご飯でも十分間に合うもん…


「その延長ですが、夜の入浴なども必ず主人よりも後です。
食事を終え、入浴や勉強など全て終わり、あとは寝るだけとなったら姫の役割は終わりなので、入浴して大丈夫です。」


……まじか。
そうだよね、そんなもんだよね。

しっかり働かなきゃなぁ…



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