ヒヨと１１人の王子サマ

｢…テレビが無ぇ…。｣



『…やっぱ買った方がいいですよね…あ、お茶出します。』



｢…ああ。｣





















ｶﾞﾁｬ



｢ただいｯ！？…え…緋代コイツ誰。｣



『…陣さん。』



｢…錦城陣。｣



｢…そういう意味だけどそうじゃないというか…。知り合いなの？｣



『双子と荷物を持ってくれた。』



｢…すみませんありがとうございます。…つかどっかで見たことある気がするんだけど。｣



『……陣さん。』



｢…AMUIETｱﾐｭﾚｯﾄって知ってるか。｣



｢知ってるも何も今じゃ有名…って、錦城陣って……。｣



『えっそんなに有名なんですか陣さんって。』



｢…緋代、知らない人はいないはずだけど。｣



『…知らなかったんだけど…。…あ、てことはあそこにいるメンバーは全員AMUIETなんですか？』



｢…いや、INFINITYｲﾝﾌｨﾆﾃｨの五人もいる。｣



｢…緋代、なんでうちに芸能人がいるの。｣



『…色々あったの。…ホントに、色々…と…。』



｢…よく分かんないけどお疲れ。…双子起こして風呂入ってくる。｣



『お願い…。』