七瀬クンとの恋愛事情


でも、


どうすりゃいいのよ

シャワー浴びてもらっても、着てもらう着替えなんてないし…………


「いいですよべつに明日から休みだし、その辺で転がってますから気にしないでいつも通りにしててください」


「…………そう言われてもねぇ」



でもまあ、今夜は比較的寒くもなく暑くもないのは確かだ

「大丈夫、番犬は番犬らしく付かず離れずしてますから」


「番犬なんて………」


大体、この状況で寝られる訳ないじゃないっ


ベッドを背もたれに30㎝の距離を置いて七瀬くんの隣に腰を降ろした


「………モノ好きね。
そもそも居酒屋で酔っ払った私なんてほっとけば良かったのに」


「あんまり飲んでなかったのは俺だけだったんですよ、それにあの場で倫子さんおんぶして帰れるのもね」


そう言って渡したミネラルウオーターのペットボトルに口をつける七瀬くん
なんとなくその時、眠り込んだ私を囲み
みんなが困っていたのが目に浮かぶ………

もしあのまま眠り込んでたら、私は七瀬くんにおんぶされてたんだろうか?

なんかされてみたい気もする………
この広い背中に


って、はぁっ?!

何考えてるんだ私っ
絶対キモいアラサー女だろ、こんなの


隣で膝を抱えながら邪な想いを打ち消し、
これを機会に彼に関しての一つの疑問を投げかけてみた

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