副社長のいきなり求婚宣言!?
「……っ……永人、さん……」

「ん、何?」
 

 耳たぶから降りていく熱い口唇は、わざと焦らすように首筋を這っていく。

 堪えようとしても抑えられないいやらしい声が、喉の奥で震え、吐息に混ぜて心が漏れる。


「……き、です……好き……!」

「うん、俺も、好きだよ」


 ちゃんとそれを拾ってくれる副社長。

 それがまた、絶大な安心感をもたらしてくれる。

 きっと私は、この人に支えられていいんだって、甘えていいんだって思える。


「今夜は、うちに来い。謝恩会が終わったら車を寄越す」


 鎖骨を舐られながら、熱い吐息で掠れたような返事をする。

 頭がぼうっとしてきて、またこれが夢なんじゃないかって、切なくなる。


「俺が初めてお前に行った言葉、覚えてるか?」

「……っえ……?」


 唐突な質問に、のぼせ上がる頭は働かない。


「あれ、訂正するから」


 副社長は、何を言っているんだろう。


「もう試すような言い方はしない」


 真剣な眼差しが、心に直接突き刺さる。


「結婚しよう、まどか」
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