副社長のいきなり求婚宣言!?
 真っ直ぐに向けられた視線が、私の心を貫いた。


 また、画が描ける……


 かつて持っていた、きらめくような夢が、腕を組んだ副社長様の前に大きく広げられたような気がした。

 だけど……


「む、無理です……!」


 せっかく取り戻しつつあったそれから、思い切り視線を逸らした。


「私、もうやめたんです、描くこと……」

「無理だと思うのは、自分で制限を掛けているからだろう? 今までやっていたんだ、できないわけがない」


 俺の目を侮るなと言わんばかりの高圧的な雰囲気。

 だけどそこに、傲慢な部分はわずかにも見当たらない。

 いうなれば、自信。

 自分の思っていることは、理に適って正しいんだと信じて疑わない真っ直ぐな思いだ。

 そしてそれを、見せられている私の方も、そうなのだと信じさせる魔力が、副社長様の瞳には込められている。
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