副社長のいきなり求婚宣言!?
*
口唇が腫れぼったく感じる。
エレベーターの中で私を抱き締めた副社長の温かさは、まだ私を包み込んでいるようだ。
「うん、いいと思う。これで行くか」
あの天上の世界よりはずいぶんと低い位置に見える夜景。
それでも副社長室からの景色は、胸をときめかせるほど眩い。
それよりも、ずっとずっと私の心でドキドキと大きく鼓動を打たせているのは、隣に座る超絶美麗な横顔だ。
「これで図面起こしてみるか。できるか? まどか」
うっとりと見つめていたイケメンが不意に顔を上げてきた。
見つめるだけでも十分満足だったのに、その見目麗しさが私を見つめ返してくれると、心臓は破けそうな音で大きく肥大する。
息苦しくて目元が滲んでも、見つめる視線は外せない。
逸らされない瞳は傾きながら迫り、私の後頭部に掌が添えられる。
きゅんきゅんとうるさい胸の音が聞こえちゃいそうな近さに動揺する間もなく、また柔らかな口唇が私に触れた。
口唇が腫れぼったく感じる。
エレベーターの中で私を抱き締めた副社長の温かさは、まだ私を包み込んでいるようだ。
「うん、いいと思う。これで行くか」
あの天上の世界よりはずいぶんと低い位置に見える夜景。
それでも副社長室からの景色は、胸をときめかせるほど眩い。
それよりも、ずっとずっと私の心でドキドキと大きく鼓動を打たせているのは、隣に座る超絶美麗な横顔だ。
「これで図面起こしてみるか。できるか? まどか」
うっとりと見つめていたイケメンが不意に顔を上げてきた。
見つめるだけでも十分満足だったのに、その見目麗しさが私を見つめ返してくれると、心臓は破けそうな音で大きく肥大する。
息苦しくて目元が滲んでも、見つめる視線は外せない。
逸らされない瞳は傾きながら迫り、私の後頭部に掌が添えられる。
きゅんきゅんとうるさい胸の音が聞こえちゃいそうな近さに動揺する間もなく、また柔らかな口唇が私に触れた。