あなたと同居なんてありえません!
髪の毛して、歯磨きして……。
そう考えながら、リビングを出た────。
*
「……どいてほしいんだけど。通れないって」
さっき、香澄さんに行ってらっしゃいと言ってもらって、家を出た。
今日は11月初めにしては、なんだか寒いなぁなんて思って出たら、七瀬玲が立っていた。
私たちの学校の制服は、かわいいと評判。
女子の制服だけが広まっているが、男子の制服もかっこいい。
そして、七瀬玲が着ると、さらにかっこよくみえる。
「陽葵ちゃん、一緒に行こうよ。 色々と話したいんだよね」
「絶対いや」
七瀬玲と一緒に行くとか、私自身無理だし、他のみんなも無理っていうだろう。
なんであんたが隣に立っているんだよ、私が隣なんだよ!ってね。
あーこわいこわい。 絶対そんなことなりたくないから。
って、拒否したはずなのに、七瀬玲は早く、と急かしてくる。
「いやって言ったはずなんだけど」
「陽葵ちゃんに拒否権なんかないよ。 早く早く」
「はあ?」
つい、口調が荒くなってしまった。
ダメだ。 七瀬玲が、拒否権なんかないよって言ったら、イケメンがいうだけでも吐き気なのに、更に上をいってしまう。
「ねぇ、陽葵ちゃん。 そんなに俺のこと嫌いなの?」