あなたと同居なんてありえません!
何をいまさら。
「大っ嫌いですけど」
「なんで? 俺、自分で言うのもなんだけど、女子からの人気高いよ?」
ほんと自分で言うなよな!!
というか、複数人にモテてるからと言って、全員が七瀬玲を好きっていうわけじゃないし。
どこまで自意識過剰なのこいつ。
「全員が好きってわけじゃないし。 そんなのも分かんないの?」
あぁ、ダメだな。
私の中の中は黒いんだけど、外面と内面と分けてるから、みんな私のことを温厚な人だと思ってるんだよね。
滅多に怒らなくて、常に笑ってる馬鹿、みたいな印象だと思う。 知らないけど。
これで外れてたら、私も相当恥ずかしい自意識過剰な野郎だよね。
まぁ、当たっていると信じよう……。
なのに、七瀬玲に対してはついついあたりが強くなってしまう。
嫌いな奴だから、かな……。
「ははっ、強いねぇ、陽葵ちゃんは。 俺、そういう子って泣かしたくなるんだよね」
「そういうとこ、ほんと無理」