あなたと同居なんてありえません!
ここまで言っているのに、七瀬玲は笑っている。
なんなんだ、こいつは……。
全てノリでできていそうな奴は、嫌いだ。
「ねぇ、それだけ?」
早く七瀬玲から離れたい私は、苛立ちを隠さずに聞いた。
「まあまあ。 最後に1つだけ。 俺のどこが嫌いなの?」
「女たらしなとこ」
1秒の隙もあけずに答えた。
これこそ、〝秒〟ってやつだ。
「そっかー」
嫌いなとこ聞いてどうなるんだよって感じなんだけど。
変わってくれる気は、さらさらなさそうだし。
なんで聞いたんだろう。
なんて、質問もしたくない私は、早足で学校へと向かった。
*
学校の門をくぐった私は、大好きな親友を見つけた。
親友は、まだ150センチメートルもいっていないから、見つけやすい。
人混みに紛れたら、探すのにだいぶ苦労するけど。