あなたと同居なんてありえません!


『そうなんですか。 授業頑張ってもらわないと……』





『それくらい陽葵ちゃんは可愛い人なんだよ』





別に、それほど可愛くないのに……。



確かに私を産んでくれたお母さんとお父さんは、美形な人達だ。



モデルさんになっていたら有名になっていたような完璧な顔立ちじゃないけれど、普通に街中で歩いていたら皆が2度、3度見しちゃうくらいには綺麗だ。



その血を私はとても引き継いでいるような顔とは思えないなぁ……。



私よりも心寿の方が数倍可愛い。



……あ!心寿で思い出した。





『先輩は、心寿のことどう思いますか?』





ずっと気になっていたんだ。



心寿と綾は、幼馴染以上の関係にみられることが多々あるくらい仲がいい。



綾は、ほかの男子とかなり絡んだりしているけれど、やっぱり心寿が1番なんだなって感じる部分がよくある。



私は別に、幼馴染だし当然のことと受け取っているが、綾の彼女となった先輩はどう思っているのだろう。





『えっと……?』





『あの、綾と心寿ってとても仲がいいでしょう……? 先輩はそのことについてどう思っているのかなぁと』





『あー!そういうことね。 お似合いだよね、2人って。 綾はかっこいいし、心寿ちゃんは可愛らしいし。 あの可愛さってどこから出てきてるのかな? 笑った顔なんて特に!』





お似合いだって、素直に褒めれる先輩はやっぱり尊敬しちゃう。



しかも、心寿の可愛さについて語り始めているし。



純粋な先輩なんだな、きっと。
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