私の声は君だけのもの

『私ね9月から芸能界入りするから、自分でお金かせげるようになるんだよ

だから…ね……
もう優希が我慢する必要無いんだよ』

「我…慢……なんて……

金…なんて良いから……俺と一緒にいろよ」

『優希はまたそうやって私を甘やかす

私がかせげるようになったらちゃんと今までの分のお金を少しずつになるけど返すね

これからはね…メンバーとずっと泊まり掛けで練習とかするから、もし邪魔だったら私の私物は捨てても良いよ

服とかも……歩都とかから借りれるから

家事は申し訳ないんだけど彼女さんとかに手伝ってもらってね

今までありがとう
好きだよ優希』

「ま……て…」

金なんて良いから
もう家事もしなくて良いから
俺の誕生日も祝ってくれなくて良いから
俺を好きじゃなくてもいいから

何もしなくて良いから


『優希……さよ…なら』


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