私の声は君だけのもの
寧ろ俺が我が儘すぎたくらいだ
毎日、夏音から温もりを貰っていたのに
美味しいし料理を作ってもらっていたのに
誕生日には手作りのケーキや唄までももらって
なのに俺はただ夏音にくっついて、困らすことを言っていただけ
夏音にあげたペアの誕生日プレゼントだって俺の醜い独占欲を満たすためのもの
『優希は優しすぎるよ
私がまた優希に甘えちゃったらどうするの』
「そんな…の……甘えればいいだろ」
夏音が俺に甘えたことなんて無いだろ
もっと甘えろよ