最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
大和は首を傾げてちょっと微笑んで言った。

俺も不思議なんだよ。

だから、そう不思議そうな顔されても困るんだ。

本当だから。

俺はどんな女にも本気になることなんかなかった。

たぶん

一生ないだろうと思ってた。

かつて一度だけ本当に好きになった女は・・

人のもんだったし・・

もう誰かを好きになって傷ついたり傷つけたりしたくないってのもあった。

俺はイケメン類で放っておいても女は向こうから寄ってくるし自分を磨く努力も惜しまなかったから勉強もスポーツもそつなくこなせる男だったし

本気にならなくても
セックスはできるし
女に困ることもなかったから

もうそれで良いと思ってた。

のに、だ!

大和は俺のタイプじゃない。

なのに、なんでこうも俺の中にどストライクに突っ込んできたんだ・・。
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