最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
「ストレートだなぁ、するよ。当然だろ?」

俺は微笑みかけてハンドルをぎゅっと握った。

「ええ、だ、だって明日仕事あるし・・。」

「そんなの関係ないから。俺は抱きたい。」

大和はカーっと顔を赤く染める。

ああー可愛い。

たまらない。

「あのさ、ほんと・・もう・・。」

「ホテルのが良いか?」

大和の返事を待つつもりはないし。

「ええ・・?え、それは・・。」

「いいよ、どっか入ろう。ラブホ?それとも普通のホテルがいい?」

「そんな!の・・は聞かれても・・困るというか・・なんというか・・。」

俺はクックと喉を鳴らして笑った。

こんな可愛い30代がいて良いのか?

俺の年上、なわけがない、って本当にそう思う。
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