最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
なんだなんだ、何があったんだっけ????

大麦の腕から自力で逃れると、シーツがはだけて自分が裸だったことに気がついた。

ギョッとしてシーツを手繰り寄せる。

あああー

待った!

大麦と、そういや・・・

いたしちゃったんだっけ?

遊園地で大麦から告白されて・・

それで・・

流れで・・

そうだ、そうだった。

大麦にこのホテルに連れ込まれて・・

昨晩のめくるめく出来事が脳裏に彷彿として私は首をしきりに振った。

何度もなんどもこれまで感じたことのなかったほどに高められ、幸せの絶頂を幾度も感じさせられたことがよみがえる。

私は両頬を手のひらで覆い、「あーっ」と叫んだ。

ヤバイよ、上司だよ?会社の上司。

そんな人と付き合うなんて・・ありえない。

よく考えたらやっぱりありえないよ!
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