最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
「け、けっっこんなんてっ。」

思いのほか大きな声が出て、私はその声を飲み込んで続けた。

「しませんよ・・まだ、そんな、そういうのは早いっていうか・・ごにょごにょ。」

「あー相変わらずねぇ。大麦くんのどこが嫌なの?」

「いや・・なとこなんて・・。」

ない、あるわけない。

高学歴

ハイスペック男子

イケメン

愛されてて

よ・・ごにょごにょも強くて

悪いとこなんて・・

「あー女ぐせか?もう、遊んだりしないんじゃないの?あれだけ森さんだけになってたら。」

・・・

女グセ・・

そこは、別に・・心配・・

してる、のかなぁ・・?

私・・

「もう前カノみたいなのも出てきてないんでしょ?」

私は、あー・・・・と思い返して、うなづいた。
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