最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
どうして

大麦相手だとこうも自我が崩壊するというか

私らしくない

いや。。

これが本来の私ってこと

なのかな?

そうとも言えるよね。

ハルやそれ以前の恋愛も全部

私は私らしいなんてのを意識したことなかった。

うん

ずっと

相手のことしか意識してこなかったもん・・

大麦が

私をただの女の子に戻してしまうんだ・・

私は大麦をぎゅうと抱きしめた。

すぐさま、大麦も抱きしめ返してくる。

それで、大麦と私はしばらく見つめあって

「絶対だからな。」

大麦が念を押すみたいに囁いた。

笑える

私の信用のなさよ・・

けど、ま、前科あり

仕方ないよね・・

「はい。」

唇を引きむすんで私はこくこくとうなづいた。
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