最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
ほんとに慣れてるなぁ・・

「明日の朝は・・さぁ。」

「え?」

大麦は、私の髪に口付けて言った。

「明日の朝は、逃げないで一緒にいるって約束してほしい。」

って

カァッと

再び私の頬に熱がこもった。

それはつまり・・

今夜もってこと・・か・・

「大和?」

「へ?」

「へ、じゃなくて返事は?」

「え、あ、あーあ、えっと・・。」

朝になっても逃げないでってのは、相当アレよね・・

普通のお願いよね。。。

だって、恋人同士なら普通のことだもんね?

逃げる方が・・どうかしてるっていうか・・

ここは

大麦のお願いをきくべき・・

どう考えても

私は、大麦をちらりと見上げて、サッと目を逸らしてから

こくりとうなづいた。
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