最後の恋愛 番外編 ☆もうひとつのストーリー☆
ーーーー

「はい、お電話代わりました、森です。」

名乗ると、電話口はしばらくシンと静まり返っていた。

「もしもし?」

再び声をかける。

いたずら電話?

けど、何の用で・・

私はミュートを押して転送して来た社員に声をかけた。

「ごめん、これどこの人って?』

女子社員は、ペンを持ったまま答えた。

「それが名乗られなくて、代わってもらえれば分かるからっておっしゃってましたけど。」

「あーそう・・。」

ミュートを解除してもう一度声をかける。

「森ですが、もしもし?」

電話口の人は、沈黙したままだ。

無言電話?

わざわざ転送してもらって?

変ないたずら電話。

もちろん、こんないたずらをする人に知り合いなんかいるわけもない。

「失礼しますね。」

一応、そう断って電話を切ろうと

した時だった。
< 99 / 190 >

この作品をシェア

pagetop