もしも、君と。
ずれ始めた歯車


修学旅行3日目。

バスに揺られ、修学旅行最終日。



今日は国際通りという商店街みたいな
お土産屋さん等が建ち並ぶ通りに向かう。



相変わらず12月と思わせない晴れの天気。
けれど、私の心は大雨だ。



昨日の電話の後でメールがきたけど、
私は見ずに寝てしまった。



バスの中でそのメールを確認する。



『ごめんな…。
お前が哲也って奴と仲良くしてんのが嫌で。
俺はいらねぇんじゃねぇかって思ったんだ。
でも俺が無理なんだ…真梨恵がいないと。
真梨恵に今すぐ逢いたい…。』



こんなに長いメール初めてだ…。



キュンと切なくなると同時に嬉しかった。
こんなに龍也に想ってもらえてるんだって思った。

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