青い空の下、僕たちは今も




幼馴染


小さい頃から一緒にいるから

誰よりも相手のことをわかっているから

誰よりも自分のことをわかってくれているから


だから、離れるわけないと

だから、一番は私だと


勝手に信じていた




先に見えたのは可能性



「お前も、さ」

「ん?」



あんたも私から離れていくという

決して、小さくない可能性




「いつまでも、一緒にいることなんてねぇよ」


「…へ?」





やめて、嫌だ、言わないで



そんな心の声は雨に打たれて
あんたには届かさずアスファルトに打ちつけられる




「早く彼氏、作れよ
視野広げんのも、大事だろ」




視野なんて、広げたって結局一緒だよ

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