君との距離5cm
目で私に訴えてくる女の子達。
あー、会わせろって事?
そりゃそっか。学校の王子様に実は自分達がしただなんてバレたくないか。
「そうなんです。私ドジなんで」
ニコッと微笑んで再びゴミに手をかける。
「え、てか神咲くんどうしてここに〜?」
私がゴミを拾ってるなんて気にもせずにお目当ての神咲くんに声をかける女の子達。
「あー俺?俺白石さんに用事あるんだけど」
ーーーえ?
神咲くんはゴミ拾いしてる私の腕を掴んで神咲くんの胸へと引き寄せた。
「え、ちょっ……」
な、なに!?
へ?なんで私抱きしめられてるの?
「ぇ……神咲くん…?」
後ろには神咲くん。
目の前には青ざめた表情の女の子達。
だけど目は私だけを睨んでいる。
あーこれ絶対また言われる
はぁ、今度はどんな嫌がらせになるんだろ