君との距離5cm

「白石さんに用事あるから借りるね」


抱きしめられてる体制から今度は手を握られて教室の外へ。

教室からは叫び声が響き渡る。
神咲くんは気にもしないで足を進める。


廊下をすれ違う人。
他の教室からの傍観者。


皆が私と神咲くんをみてる。


勝手につれてかれてる私だけど周りからは
私が神咲くんに色目使ったって思われてるんだろうなー…



そんなことを思いながらついた所は視聴覚室だった。


「えっと、なんで視聴覚室?」

「ここあんま人来ないんだよね」


いや、それは知ってるけど。


ここ、視聴覚室は滅多に人が出入りする事はない。
だからなのか放課後バカなカップルがsexする為に出入りしたりするらしい。



「それで私に用事って何ですか?」


良く考えたら神咲くん私に用事があるんだったよね?
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