始まりのラピスラズリ
悠久side.*・゚


「終わりました」


「おー、助かった。
悪いな、手伝って貰って」


「いえ。失礼します」


球技大会2日目。


俺は外で先生に頼まれた用事を済ませていた。


校庭や体育館は昨日と変わらず、熱気に包まれている。


「暇だな……」


俺は去年と同じで卓球に名前を書いていたが、人数が多いため参加していなかった。


「あ……」


俺は校庭の、ある場所で足を止める。

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