始まりのラピスラズリ


すると、黙って聞いていた椎名が静かに首を
振った。


「違う…、ハル先輩は、カッコ悪くなんてない」


「俺は、カッコ悪いよ…」


そう答えれば、椎名はまた首を振る。


そして、横にある看板を指さした。


「……?」


何をしているのか不思議に思っていると、
椎名は優しく微笑んで静かに続けた。

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