始まりのラピスラズリ
「バスケが、やりたい」
気づけばそう口にしていた。
すると、椎名は満足そうに頷く。
「ハル先輩は、自分はもう飛べないって言ったけど、それは違います」
「違う…?」
「バスケが好き。バスケがやりたい。
先輩の中には、その気持ちがあるじゃないですか。
その気持ちの前には、過去だってなんだって
立ち塞がることは出来ないんです。
先輩にとっての青い鳥はバスケ。
それなら、この青い鳥みたいにハル先輩だって飛べるんです!」
そう言って椎名が指したのは、あの翼を広げた大きな青い鳥。